日勤のみで働くメリットとデメリット

生活サイクルが安定するので疲れにくい

日勤に限った働き方は生活サイクルが安定するというメリットがあります。週単位や月単位で勤務時間が変動するシフト制ではどうしても生活サイクルに乱れが生じてしまい、疲労やストレスによる心身の不調は避けられません。また、勤務時間の変化によって勤務内容が変化することもあるため、特に新入社員の場合は仕事を覚えるのに手間がかかってしまうことがあります。その点、日勤は基本的に勤務時間の変動がなく、勤務内容が大きく変わることもほとんどありません。疲労やストレスの蓄積が少なく、仕事を早く覚えることができるので作業効率が向上しやすいと言えるでしょう。仕事とプライベートの切り替えも容易なのでめりはりのある暮らしを営むことができます。

収入が少なく日中の自由時間が少ない

日勤のみの仕事は生活サイクルが安定するメリットがある一方、シフト勤務や夜勤と比べると収入が少ないのも事実です。日本の法律では原則として、午後10時から午前5時までの間は2割5分の割増賃金を払うことが決められています。そのため、この時間帯に該当しない日勤では割増分の収入が得られません。ほぼ同じ仕事内容でありながら、日勤とそれ以外の時間帯では収入に差が生じてしまうのです。また、日勤は日中の自由時間が少ないことから役所の窓口など一部の施設が利用しにくい問題があります。家族と同居している人ならある程度は融通が利きますが、単身世帯の人は非常に不便な生活を強いられると言えるでしょう。

日中のうち、自由に使える時間がどれだけあるかが日勤の選択肢になることもあります。